きらきらのたまご

私の私による私のための休憩室

酒と吐き気と私とカタルシス

ただいま1時33分。2月23日なのか2月24日なのか微妙な時間である。日付的には2月24日になってしまったが、眠って起きて日付が変わる感覚の中で生きているので私の中ではまだ2月23日なのである。そんなことはまぁどうでもいいが今日(2月23日)の話。


昨日バイト先の方々との飲み会があった。そして、予想外でもないけれど女の子が1人潰れた。私の経験上、潰れた女子は近くに他の女子がいようとも98%男子にしがみつくのである。ほとんど潰れたことのない私は、そのなかの100%が計算で、本当はそこまで酔ってないだろ!と思っていた。しかしその子はそういうことを計算でするタイプではなかったのだ。潰れたと聞いてカラオケ内を捜索すると案の定トイレでへたりこんでいた。彼女に近づくと、その横には彼女を抱きかかえる男子の姿が!そしてその男子は、まぎれもなくかつて私が恋心を抱いていた彼だったのである。ちなみに、彼には大分前に告白して振られている。あぁ、書いてるだけで悲しい過去が蘇ってくる。うぅ。彼はなんて優しい人なんだろう!という感動と、潰れた女子への羨ましさ、もし私が潰れたとしても彼は助けてくれないだろうという悲しみからくる彼女への嫌悪感が一瞬で頭の中に広がり、入り乱れて汚いマーブル模様のシミになった。ような気がした。そんな自分がすごく小さく見え、だから私はモテないのだと自責し、それを認めたくないという本能からか、結果的にその後率先して介抱することになったのである。

彼女を家に送った帰り道、私は献血ルームに向かった。朝10時。久しぶりの献血である。あぁカタルシス!17回目の献血。相変わらず血管が細くて看護師さんを困らせる私である。無事血管に針が刺さると、どんよりと赤い血液とともに私の中を渦巻いていた醜い感情も外に流れだしていくような気がした。あぁカタルシス。気がつくと眠ってしまっていた。献血ルームのベッドは意外に寝心地が良い。目が覚めたらモテ体質になってたりしないだろうか。献血にそんな効果はないか。そうこうしている間に、成分献血は終了した。目が覚めた私はモテ体質に…あれ?なんか気持ち悪い。そして私は吐いた。吐く直前に看護師さんに言って袋をもらっていたから、献血ルームの清潔な床を汚さずには済んだ。よかった。排出したはずの醜い感情が、血液とともに再び私の体内に戻っていった。おぉジーザス!点滴をしてもらい、献血ルームを出たときには2時を過ぎていた。せっかくバイトのない日なのに、無駄にしてしまった感満載である。血液が足りなくて困っている人に血もあげられなかったし。献血ルームのスタッフさんにも迷惑をかけてしまったし。あぁごめんなさい。「献血への協力をお願いします」と書かれたプラカードを持って駅前に立っていた人に、心の中で謝った。土下座した。心の中でだけど。

家に帰ってきてまた寝て、今に至る。私は本当に寝るのが好きだなぁ。10時間も寝てしまった。寝る子は育つ。身長はいらないけどおっぱいは…いらないか。全国の貧乳で悩んでいる皆さんごめんなさい。私はおっぱいには困ってません。むしろあげられなかった血液の代わりにおっぱいの脂肪を差し上げたい。あぁ本当にごめんなさい。

明日は7時には家を出なければ。都立入試の応援に行くのです。私がいてもいなくても結果に影響はおよぼさないだろうけど、それでも頑張って欲しい。だからせめて応援に行こう。…でも、起きられなかったらごめん。明日こそはカタルシス。